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企画書づくり、どう向き合ってる?

販促コンペとは、企業や団体から出された課題に対して、プロモーション企画を提案し、そのアイディアや企画書の完成度を競うイベントです。
去年参加した際に、一つ試してみたかったことがありました。
それは「AIを使って企画書を作ったら、どこまで戦えるのか?」です。
結論から言うと、手ごたえはかなりありました。
ただしそれは、AIがすごいアイディアを出してくれたからではありません。
むしろ逆で、『企画の考え方そのものが変わった』ことの方が大きかったです。
アイディアを出すための道具ではなく、
企画を磨く相棒として使うことで真価を発揮しました。
企画書作成の考え方や、AIとのやり取りの具体例をご紹介します。
企画書は「面白さ」ではなく「納得」で動く

多くの人がやりがちなのは、いきなりアイディアを考え始めることです。
しかし実際の企画書は、「面白いかどうか」よりも「納得できるかどうか」で判断されます。
ではその納得とは何か。
シンプルに言うと、この流れが繋がっているかどうかです。
- いま、何が問題なのか
- だから何を解決すべきなのか
- そのためにこの施策なのか
この3つが一直線になっているかどうかが重要です。
ここがズレると、どれだけいいアイディアでも通りません。
課題とは、問題をどう切り取るか
前回応募した時と今回とで一番変わったのはこの部分でした。
最初は「問題」をそのまま書いていました。
例えば、
- 若年層の認知が低い
- 利用率が落ちている
しかし、これでは解決の方向性が見得ない課題なので、弱いです。
ここで必要になるのが「課題化」です。
問題を一段深く解釈して、「どうすれば勝てるか」に変換します。
例えば、「若年層の認知が低い」という課題に対して、
「若年層にとって魅力的な文脈がない」
に言い換えることで、
魅力的に見せるためにどうするか、という方向性が見えてきます。
つまり課題とは、解決のための入口を作る作業です。
ここが決まると、その後が一気に楽になります!
スライド10枚で伝えるための構成

販促コンペは資料10枚以内という制約があります。
だからこそ、余計な要素は一切入れられません。
今回使用した構成は以下です。
- 表紙
テーマと世界観を一瞬で伝えます - 問題点
市場・顧客・競合の状況をシンプルに整理します - 問題の結論
最も重要な問題点を明確にします - ゴール
誰に、何を、どう勝ち取るのかを定義します - 施策の核
企画の中心となるアイディアを提示します - 具体施策
実行方法を3つ程度に分解して説明します - 成功イメージ
実現後の未来や広がりを描きます
AIにアイディアを出してもらうコツ
ここは今回かなり重要なポイントでした。
AIに「面白いアイデアを出して」と聞いても、正直あまり使えるものは出てきません。
重要なのは、前提条件をしっかり渡すことです。
例えば以下のような情報です。
- ターゲット(誰に向けるのか)
- ゴール(何を達成したいのか)
- 現状の問題や仮説
- 制約(予算・媒体・期間など)
これらをセットで伝えることで、
AIは「条件に合ったアイデア」を出してくれるようになります。
さらに精度を高めるには、
- もっと尖らせてください
- 若年層に寄せてください
- SNSで拡散しやすい形にしてください
といった追加の指示を行います。
このやり取りを繰り返すことで、徐々に使えるアイデアに近づいていきます。
AIはアイディアマンではなく壁打ち相手です

今回AIを使って最も良かったのはこの点です。
AIはアイデアを出す存在というよりも、思考のズレを指摘してくれる存在として非常に優秀でした。
例えば、
- この課題は抽象的すぎませんか?
- この施策は本当にこの課題に効きますか?
- もっとシンプルな解決方法はありませんか?
こうした問いを繰り返し投げてくれます。
これが非常に効果的です。
自分一人だと見逃してしまう違和感を、AIが客観的に指摘してくれます。
最後に差がつくのは企画の広がり
もうひとつ意識したのが、「企画の広がり」です。
単発で終わる施策ではなく、
- SNSでどう展開できるか
- 他媒体へどう応用できるか
- 別ターゲットにも展開できるか
こうした伸びしろを示すことで、企画の価値は大きく変わります。
まとめ:企画力は構造で伸びが変わります
今回の経験で強く感じたのは、
企画はセンスではなく構造であるということです。
- 問題をどう定義するか
- 課題にどう変換するか
- それをどう解決するか
この流れを正しく設計できるかどうかがすべてです。
AIは、その構造を整えるための非常に強力なツールです。
そして、アイデアを出すための道具ではなく、「企画を磨く相棒」として使うことで、真価を発揮します。
販促コンペ:https://awardg.sendenkaigi.com/hansoku