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僕は今、会社のInstagramリールの企画・制作を担当してます。週に何本もネタを考えて、構成を作って、台本を書いて……正直、ひとりで考えてると煮詰まるんですよ。そこで試したのが、Claude(Anthropic社のAI)を壁打ち相手にするという方法でした。これがびっくりするくらいハマったので、実際のプロンプトも含めて全部お見せします。
「ネタがない」が口癖になっていた日々
SNS担当なら誰しも経験があると思うんですけど、企画って本当にしんどいんです。毎週ネタを出さなきゃいけないプレッシャー、自分の引き出しだけだとすぐ枯れる問題、「なんかいい感じの」って言われても”なんかいい感じ”がわからない問題。ひとりで考えてると、ずっと同じところをグルグルしてしまう。
誰かに壁打ちしたいけど、周りのメンバーもそれぞれ忙しい。「ちょっと5分だけ聞いて」が言いにくい空気、ありますよね。
じゃあ、AIに聞いたらよくない?
そう思って始めたのが、Claudeとの壁打ちでした。言ってみれば、企画会議のメンバーが24時間対応になった感覚です。

最強のパートナーやな。
まず「とりあえず投げる」から始まる

僕がやってる壁打ちの流れは「ネタ出し → 絞り込み → 構成 → 台本」の4ステップなんですが、最初のネタ出しが一番おもしろいところです。やり方は大きく2つあります。
ひとつは、流行ってる動画を見せて「自分流にアレンジするなら?」と聞く方法。InstagramやTikTokで「これ伸びてるな」って動画を見つけたら、その内容をClaudeに伝えるんです。たとえばこんなふうに。
今Instagramで「出社のルーティン動画」が伸びてるんやけど、
うちの会社(広告制作会社)の社員でやるなら、どんな切り口がおもしろいと思う?
ターゲットは20〜30代のビジネスパーソン。ありきたりじゃないやつ、5案出して。
もうひとつは、自分の頭にぼんやりあるイメージをそのまま投げる方法。
通勤をテーマにした縦型動画を作りたい。
ただの通勤風景じゃなくて、ありえないシチュエーションでPOV視点にしたい。
AI映像制作で作る前提で、インパクトあるネタを出してほしい。
どっちにしても、最初は「とりあえず投げる」でOK。Claudeがいろんな角度から案を返してくれるので、そこからキャッチボールが始まります。

とにかくいろんな角度から話しまくる!
「掛け合わせる」と化学反応が起きる

ネタが5〜10案くらい出てきたら、次は絞り込み。ここが壁打ちの真骨頂です。
僕がよくやるのは、複数の案を”掛け合わせ”にすること。たとえば「ジオラマ風の映像」と「社員ルーティン動画」、まったく別々の案として出てきたものをぶつけてみる。
2番目の「ジオラマ風」と4番目の「社員ルーティン」を掛け合わせたい。
ミニチュアのジオラマの中で社員の一日が進んでいく動画にしたい。
これ、ひとりで考えてたらまずやらない思考法なんですよ。でもAIとの対話だと、案が一覧で目の前にあるから「あれとこれ、混ぜたらどうなる?」が自然にできる。
それから、Claudeに「どれが一番刺さる?」と評価してもらうのにも使えます。
この5案の中で、20代の転職考えてる層に一番刺さりそうなのはどれ?理由もつけて。
ただし、最終的に「これでいく!」と決めるのは自分の直感です。AIに全部任せると無難になりがちなので、最後の判断は自分の感覚を信じる。AIの案を鵜呑みにしない。でもAIの案なしじゃ始まらない。このバランスが大事だと痛感してます。
構成と台本は「先に条件を渡す」のがコツ

企画が決まったら、構成と台本に落とします。ここで僕が意識してるのは、先に条件を全部伝えてしまうこと。
この企画で30秒のInstagramリールの台本を作って。
条件:冒頭3秒で「え?」ってなるフックを入れる/オチは会社のロゴがドーンと出て終わる/ナレーションなし、テロップと映像だけで伝わる構成/カット割りも書いて
尺、フック、オチ、トーン。自分の中にあるイメージは全部先出しする。すると、Claudeがそのアイデアをベースに磨いてくれるので、「自分の発想 × AIの構成力」のいいとこ取りができるわけです。
出てきた台本に違和感があれば「ここもうちょっとテンポ上げて」「このカット長いから2秒に収めて」と追加で指示すればいい。何回でもやりとりできるのがAIのいいところで、相手が疲れることも気まずくなることもないですからね。
実際に生まれた2つの企画
AI壁打ちから実際に生まれて好評だった企画を紹介します。
ひとつめが「POV通勤動画シリーズ」。
火山から脱出しながら出社、馬に乗って出社、電動スケボーで出社 ――「ありえない通勤シチュエーション」をPOV視点で描くシリーズです。最初にClaudeへ「通勤 × ありえないシチュエーション」で壁打ちして、そこから「AI映像で実際に作れるもの」に絞り込んで生まれました。
ふたつめが「ミニチュアジオラマ風・社員の一日ルーティン」。
社員の一日をミニチュアのジオラマみたいなビジュアルでAI生成して、それを動画に仕上げた作品。これはまさにClaudeとの壁打ちで「ジオラマ風」と「社員ルーティン」を掛け合わせる形で生まれた企画です。
どっちも、ひとりで考えてたら絶対出てこなかった。 AIと壁打ちしたからこそ、「その発想はなかった」っていう角度のネタにたどり着けたんです。

AI!AI!AI!AIだからできたこと!
それでも、気をつけていること
ここまでAI壁打ち最高!という話をしてきましたが、万能じゃないことも正直に書いておきます。
まず、AIの提案をそのまま使うと、だいたい無難になる。
Claudeはバランスのいい案を出してくれます。でも「バランスがいい=刺さらない」こともよくある。最終的に尖らせるのは自分の仕事です。
次に、最初の指示が雑だと、雑な答えが返ってくる。
「なんかいい企画出して」だと「なんかいい感じ」のふわっとした案しか来ません。ターゲット、尺、トーン、制約条件——伝えられることは先に伝えるほうが精度は格段に上がります。
そして何より、最終判断は人間がやらなきゃいけない。
AIに「どれがいい?」と聞くのは参考にはなります。でも「これでいく」と決めるのは自分。責任を持てるのは人間だけです。そこだけは譲ったらあかんと思ってます。
AIは最強の壁打ち相手。でも、監督は自分。この距離感がちょうどいい。
まとめ——AIは「相談相手がいない」を解決してくれる
企画のネタ出しから台本まで、Claudeとの壁打ちで一気通貫でできる。
流行り動画を見せて「自分流なら?」と聞くのが最強のスタートで、案の掛け合わせ・複数視点での評価・自分の直感、この3つを組み合わせて絞るのがコツです。
構成や台本に落とすときは、尺・フック・オチを先に条件として渡す。そしてAIの提案そのままは無難になりがちだから、最後に尖らせるのは自分の仕事——これだけ覚えておけば、企画の質はかなり変わると思います。
POV通勤シリーズもジオラマ風ルーティンも、全部この壁打ちから生まれました。ひとりで煮詰まってた頃が嘘みたいです。
メディアトライは「AIでラップバトル作ろうぜ」とか「通勤を馬でやらせよう」みたいな、普通の会社ならまず企画書に書かない挑戦を本気でやる会社です。折込チラシからAI映像制作、SNS運用まで——「おもしろそう」をそのまま仕事にできる環境がここにはあります。
必要なのはスキルじゃなくて、「やってみよう」って思える好奇心だけ。
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メディアトライでは一緒に働く仲間を募集しています。AIを使ったコンテンツ制作に興味がある人、新しいことに「おもしろそう」と思える人、やったことないけどやってみたい気持ちがある人——ひとつでも当てはまったら、それだけで十分です。経験やスキルは問いません。
半年前までChatGPTすらまともに使ってなかった僕がここまでやれてるんです。大事なのは飛び込む気持ちだけでした。
「まずは話だけ聞いてみたい」でも大歓迎です。気軽にのぞいてみてください。
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