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四塚
入社3年目
クリエイティブセールス
AIを活用した企画提案を武器に広告・サイト・動画など幅広い領域を担当する。
G検定やAIパスポートといった専門資格を保有し、京都大学主催のデザイン思考ワークショップの講師や、熊取町の小学生向け画像生成ワークショップの開催なども務める。
現在は第一線でAIを活用した企画・営業を行う四塚さんですが、前職は機械メーカーの営業で、提案書文化とも距離がありました。
そんな環境から、なぜAI時代の営業として力を発揮できるようになったのか。
未経験からAIを武器に変えた“成長の背景”を伺いました。
「足で稼ぐ営業」からのスタート
―――まずは前職について教えてください。どんな営業をしていたのですか?
四塚:機械メーカーの営業でした。既存のお客様を訪問して、自社製品のPRをするのが中心です。提案書や企画書を作り込むことは多くなく、とにかく足を使って営業に回る日々でした。
―――いまはAI×広告やサイト、動画などのクリエイティブの提案をされているので、ギャップが大きく感じます。デジタルには元々強かったのでしょうか?
四塚:全然です。むしろデジタルの知見はほとんどありませんでした。だからこそ最初は専門用語に苦労しましたし、正直「このままだと置いていかれる」という感覚もありました。

転機は「紹介」と「ChatGPT-4」の登場でした
―――そこから今の領域へ進んだ“転機”は何だったのでしょう?
四塚:広告代理店で働いていた知り合いの紹介です。その頃ちょうどChatGPT-4が出てきて、周りの人たちが少しずつ触り始めていました。そこで思ったのが、「何者でもない自分が戦うためにはAIの力を借りるしかない」ということでした。
―――危機感が、そのまま行動につながったんですね。最初に何から始めましたか?
四塚:まずはYouTubeやNoteで情報を集めて、独学でLLMの勉強を始めました。そこから会社のS先輩の影響を受けて、画像生成や動画生成などクリエイティブ系のAIにも興味を持ち始め、毎週勉強させていただきました。

未経験でも追いつけた理由は「一人で抱えない」ことでした
―――学ぶ中で、一番しんどかったことは何ですか?
四塚:情報のアップデートが早すぎることです。自分だけでは到底追いきれず、S先輩に頼りっぱなしで、とにかくついていくことに必死でした。外部でもSHIFT AIに入会して学習を始めました。
―――デジタル未経験だと、用語や前提でつまずきますよね。
四塚:まさにそこが大変でした。プログラミングの知見や、映像のカメラワークの考え方など、専門用語が多いときは理解が追いつきませんでした。だから社内にいるエンジニアや動画編集者に「どうしたらいいか?」を常に聞きながら勉強を進めました。
仕事で大切にしているのは「顧客理解」です
―――四塚さんの仕事観を一言でいうと何でしょう?
四塚:顧客理解です。まずは相手の状況や背景をきちんと理解して、何に困っているのかをすり合わせたうえで提案したいと思っています。結果として「相談してよかった」と思ってもらえるような関わり方を大切にしています。
―――一方で、この仕事の難しさはどこにありますか?
四塚:自分一人では何もできないことです。ディレクター、デザイナー、動画編集者、エンジニアなど社内の人間とのコミュニケーションと、クライアントとのコミュニケーションのバランスを保つのが大変です。お互いの立場で意見があるので、着地点を頭に置きながら進行し続ける必要があります。
―――最近の提案で印象的だったものを教えてください。
四塚:提案ではありませんが、販促コンペという協賛企業の課題に対して企画書案を応募するイベントに参加したときです。AIでアイデア出しからロゴ作成、企画書の土台づくりまでを一貫してChatGPT中心で進めました。もちろん、すべてをAIだけで進めたわけではありません。LLMが得意なアイデア出しや言語化の部分は力を借りつつ、具体案については周りに意見を求めながらまとめていきました。
―――結果はどうだったのでしょう?
四塚:受賞にはつながりませんでした。ただ、コンペまで約3週間と時間がない中で短期間で資料化できたのは、すごく良い経験でした。AIがあることで「間に合わせる」だけではなく、短い時間でも複数案を検証して、提案の形にできます。
AIは勝ちを確約する魔法というより、挑戦回数を増やすパートナーだと感じています。

成長を支えたのは「メモを取る姿勢」と「共有の仕組み」でした
―――周りの人から学んだことで、特に大きかったものはありますか?
四塚:S先輩から学んだ「メモを取る姿勢」です。単に書き残すというより、あとで提案に使える形に整理して残すことを意識しています。
たとえば、打ち合わせや勉強会で出てきたキーワードを控えるだけではなく、「結局なにが論点だったのか」「次のアクションは何か」「提案に落とすならどの一文か」まで一緒に書きます。
―――メモの取り方が、仕事の質に直結しているんですね。
四塚:はい。AIやクリエイティブ領域は情報の更新が速いので、その場で分かったつもりでもすぐ抜け落ちます。だからこそ、メモを“自分用のナレッジ”として積み上げることが重要だと思っています。結果的に、提案の背景説明がクリアになったり、専門的な会話でも要点を外さずに話せたりするようになります。
クライアントにも「理解してくれている」と安心してもらいやすくなるので、提案の説得力にもつながっています。
―――その学びは、四塚さんの中だけに留めているのですか?
四塚:できるだけ留めないようにしています。個人で抱えると、結局チーム全体のスピードが上がらないからです。そこでチャットワークで「AI雑談」というグループを作りました。新しいツールの使い方や、試して分かったこと、勉強会のメモなどを投げて、誰でも拾える状態にしています。
―――共有の場をつくった理由は何ですか?
四塚:AIは一人で追うには更新が速すぎますし、職種ごとに強みも違います。営業が気づいた“提案の型”に対して、エンジニアが技術的な現実解をくれたり、動画編集者が表現の落としどころを提案してくれたりします。メモで学びを残し、グループで学びを回す。そうやって「個人の学習」を「チームの資産」に変えていくことが、自分の成長にも直結していると感じています。

AIを使って可能性を広げたい人へ
―――最後に、AIに興味がある方へメッセージをお願いします。
四塚:AIを使って自分の可能性を広げたいと考えているなら、その環境を自分で作るしかないと思います。僕がS先輩を師匠のように付いていき、しがみつくように学んだように、周りでAIを実践的に使っている環境に身を置くのが一番早いです。弊社にはその環境がありますので、ぜひ一緒に働きましょう。
