丸投げNG!販促コンペ攻略のAI活用法

2026.4.24

丸投げNG!販促コンペ攻略のAI活用法

企画書づくり、どう向き合ってる?

販促コンペとは、企業や団体から出された課題に対して、プロモーション企画を提案し、そのアイディアや企画書の完成度を競うイベントです。

去年参加した際に、一つ試してみたかったことがありました。

それは「AIを使って企画書を作ったら、どこまで戦えるのか?」です。

結論から言うと、手ごたえはかなりありました。

ただしそれは、AIがすごいアイディアを出してくれたからではありません。

むしろ逆で、『企画の考え方そのものが変わった』ことの方が大きかったです。

アイディアを出すための道具ではなく、
企画を磨く相棒として使うことで真価を発揮しました。

企画書作成の考え方や、AIとのやり取りの具体例をご紹介します。

企画書は「面白さ」ではなく「納得」で動く

多くの人がやりがちなのは、いきなりアイディアを考え始めることです。
しかし実際の企画書は、「面白いかどうか」よりも「納得できるかどうか」で判断されます。

ではその納得とは何か。

シンプルに言うと、この流れが繋がっているかどうかです。

  • いま、何が問題なのか
  • だから何を解決すべきなのか
  • そのためにこの施策なのか

この3つが一直線になっているかどうかが重要です。

ここがズレると、どれだけいいアイディアでも通りません。

課題とは、問題をどう切り取るか

前回応募した時と今回とで一番変わったのはこの部分でした。
最初は「問題」をそのまま書いていました。

例えば、

  • 若年層の認知が低い
  • 利用率が落ちている

しかし、これでは解決の方向性が見得ない課題なので、弱いです。

ここで必要になるのが「課題化」です。
問題を一段深く解釈して、「どうすれば勝てるか」に変換します。

例えば、「若年層の認知が低い」という課題に対して、

「若年層にとって魅力的な文脈がない」

に言い換えることで、
魅力的に見せるためにどうするか、という方向性が見えてきます。

つまり課題とは、解決のための入口を作る作業です。
ここが決まると、その後が一気に楽になります!

スライド10枚で伝えるための構成

販促コンペは資料10枚以内という制約があります。
だからこそ、余計な要素は一切入れられません。

今回使用した構成は以下です。

  1. 表紙
    テーマと世界観を一瞬で伝えます
  2. 問題点
    市場・顧客・競合の状況をシンプルに整理します
  3. 問題の結論
    最も重要な問題点を明確にします
  4. ゴール
    誰に、何を、どう勝ち取るのかを定義します
  5. 施策の核
    企画の中心となるアイディアを提示します
  6. 具体施策
    実行方法を3つ程度に分解して説明します
  7. 成功イメージ
    実現後の未来や広がりを描きます

AIにアイディアを出してもらうコツ

ここは今回かなり重要なポイントでした。

AIに「面白いアイデアを出して」と聞いても、正直あまり使えるものは出てきません。
重要なのは、前提条件をしっかり渡すことです。

例えば以下のような情報です。

  • ターゲット(誰に向けるのか)
  • ゴール(何を達成したいのか)
  • 現状の問題や仮説
  • 制約(予算・媒体・期間など)

これらをセットで伝えることで、
AIは「条件に合ったアイデア」を出してくれるようになります。

さらに精度を高めるには、

  • もっと尖らせてください
  • 若年層に寄せてください
  • SNSで拡散しやすい形にしてください

といった追加の指示を行います。
このやり取りを繰り返すことで、徐々に使えるアイデアに近づいていきます。

AIはアイディアマンではなく壁打ち相手です

今回AIを使って最も良かったのはこの点です。

AIはアイデアを出す存在というよりも、思考のズレを指摘してくれる存在として非常に優秀でした。

例えば、

  • この課題は抽象的すぎませんか?
  • この施策は本当にこの課題に効きますか?
  • もっとシンプルな解決方法はありませんか?

こうした問いを繰り返し投げてくれます。
これが非常に効果的です。
自分一人だと見逃してしまう違和感を、AIが客観的に指摘してくれます。

最後に差がつくのは企画の広がり

もうひとつ意識したのが、「企画の広がり」です。

単発で終わる施策ではなく、

  • SNSでどう展開できるか
  • 他媒体へどう応用できるか
  • 別ターゲットにも展開できるか

こうした伸びしろを示すことで、企画の価値は大きく変わります。

まとめ:企画力は構造で伸びが変わります

今回の経験で強く感じたのは、
企画はセンスではなく構造であるということです。

  • 問題をどう定義するか
  • 課題にどう変換するか
  • それをどう解決するか

この流れを正しく設計できるかどうかがすべてです。
AIは、その構造を整えるための非常に強力なツールです。

そして、アイデアを出すための道具ではなく、「企画を磨く相棒」として使うことで、真価を発揮します。

販促コンペ:https://awardg.sendenkaigi.com/hansoku