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「ChatGPTがすごいことは分かっている。
でも、自分たちの業務でどう使えばいいのかは、まだ曖昧。」
広告業界のマネージャー層から、こうした声を聞く機会が増えています。
生成AIは確実に業務を変える存在になりつつある一方で、
理解が個人に依存し、組織として活用しきれていないという課題も浮き彫りになっています。
そこで今回、広告代理店様向けに、広告業界を対象としたオフライン研修
「はじめての生成AI活用研修」を開催しました。

目指したのは「使える」ではなく「説明できる」状態
本研修で重視したのは、単なるツール習得ではありません。
- 生成AI・LLMの仕組みを(何となく)理解できている
- ChatGPTを業務でどう使えるかイメージできている
- 利用時の注意点やリスクを理解し、社内外に説明できる
特に広告代理店のマネージャー層にとって重要なのは、
「自分が使える」こと以上に、チームにどう広げるかという視点です。
そのため今回は、
「現場に持ち帰り、明日から試せること」
をゴールにプログラムを設計しました。
プログラム内容|基礎理解から“使う感覚”までを一気通貫で
研修は対面形式で2時間、参加者5名の少人数制で一人一人の進捗を確認しながら行いました。
講師は、弊社社員の四塚・松岡が担当しました。
1. 生成AIの歴史と概念を整理する
2022年に登場したChatGPT。はじめは一部の社員だけが使用していましたが、今では企業側から使用するように求められることも珍しくありません。
最初に行ったのは、生成AIの立ち位置を正しく理解すること。
「ChatGPTは何をしていて、何ができて、何ができないのか」。
例えば文字の色別や文章の生成は得意だが、数字の分析や計算は苦手という事です。
過度な期待や誤解を解き、業務ツールとしての距離感を整えました。
2. 今すぐ使えるプロンプトの考え方
次に、広告業務で実践しやすいプロンプト術を紹介。
単なるテンプレート紹介ではなく、
『なぜその聞き方でアウトプットが変わるのか』を分解しながら解説しました。
例えば、沢山のアイディアをグルーピングする際のプロンプト例はこちらです。
# 指示
あなたは、熟練したワークショップファシリテーターです。
以下の「アイデアリスト」を分析し、KJ法におけるグループ編成の手法に則って、類似・関連するアイデアをグループにまとめてください。
# 依頼事項
1. リストにある全てのアイデアを注意深く読み込み、それぞれの本質を理解してください。
2. アイデア間の共通点や関連性を見つけ出し、複数のグループに分類してください。
3. 各グループがどのようなアイデアの集まりなのか、その内容を的確に表現する「タイトル」を付けてください。
4. 元のアイデアは、どれか1つのグループに必ず含めるようにしてください。
# 出力形式
– グループごとに「## 【グループ名】」という見出しを付けてください。
– 各グループに属するアイデアを、箇条書きでリストアップしてください。
3. ChatGPTで企画書を作る実践ワーク
後半は、架空のクライアントと課題を設定し、企画書作成に挑戦。
- Step1:与件整理
- Step2:アイデアの量産(質より量)
- Step3:アイデアのグルーピング
- Step4:企画書作成
- Step5:発表用原稿作成
といった工程をChatGPTと一緒に進めることで、
「一人で考える」から「AIと壁打ちする」感覚を体験していただきました。
最後には発表とフィードバックを行い、
実務で使う際の注意点やリスクについても共有しています。
参加者の声が示す“次の一歩”
研修後、参加者からは次のような声が寄せられました。
「AIに聞けたり、作成できそうなものは、積極的に試していきたいと思いました」
「用意されたプロンプトを使うだけでなく、次は自分で考える必要があると感じました」
「社内独自の業務に、どうAIを活かせるか検討していきたいです」
「基礎から丁寧に教えていただき、とても分かりやすかったです」これらの声は、
「分かった」で終わらず、「使ってみよう」に変わった証だと感じています。
広告業界にこそ必要な「生成AIの共通言語化」
生成AIは、個人のスキル差が成果に直結しやすい領域です。
だからこそ重要なのが、組織としての共通理解。
弊社では、
- 生成AI研修(基礎〜実践)
- 広告・マーケティング業務に特化した活用支援
- 生成AIを活用したAIクリエイティブ制作
まで一貫してご支援しています。
「何から始めればいいか分からない」
「まずは理解を揃えたい」
そんな段階でも問題ありません。
生成AI研修やAIクリエイティブ制作にご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。