【外注費削減!?】プロの映像編集者がAI生成で15秒のCMクオリティの商品広告を作る|構成・ナレーションも自動化

2026.2.26

【外注費削減!?】プロの映像編集者がAI生成で15秒のCMクオリティの商品広告を作る|構成・ナレーションも自動化

15秒の商品CMを作る場合、撮影・編集・ナレーションまで含めると、外注費は決して安くありません。ときには数千万円かかることも。

今回は検証として、胃腸薬の商品広告を題材に、AI生成だけで15秒CMを制作してみました。

実写CM・WEB広告を編集してきた映像編集者の視点から、AIでどこまでCMクオリティに近づけるのか、果たして数千万円のコストカットはできるのか、チャレンジします!

まず完成品がこちら!

医薬品CMをAIで作れるのかという不安

医薬品ののCMは、
「安心感」「信頼感」「わかりやすさ」が特に求められるジャンルです。
そのため、AI生成との相性に不安を感じる人も多いと思います。

  • 人の顔が不自然
  • 動きが破綻している
  • 結局修正で工数がかさむ

編集者目線でも、このあたりは最初に気になるポイントでした。

理解すべき基本構造

AICMは“構成”が8割を決める

胃腸薬の15秒CMは、
派手な演出よりも構成の整理が重要になります。

  • 冒頭で悩みを提示
  • 中盤で効能イメージを伝える
  • 最後に安心感で締める

AI生成では、この流れを最初に言語化できるかどうかが結果を大きく左右します。

今回は構成はAIでは作らず、こちらで決めてしまいます。

なぜならCMには「黄金の流れ」というものがあるからです!

ふじえ

方向性を示すことが大事ですよ!

制作過程|今回の15秒CMはどう作ったか

編集者目線でのAI制作フロー

今回の胃腸薬CMは、すべてAIを軸にしつつ、
最終的な仕上げは編集者として人の手で行いました。

  1. まず、ChatGPTを使ってCM全体の構成プロンプトを作成します。
    15秒という尺の中で、どこで悩みを提示し、どこで安心感を出すかを言語化しました。
  2. 次に、Sora2でナレーション入りのVコンを作成します。
    映像とナレーションを同時に確認できるため、全体のテンポや情報量をここで判断します。
  3. その後、細かいカットの修正や動きの調整はKling2.5を使用しました。
    画像から修正する場合はNano Banana Proを使用。
    Sora2では難しい部分だけを切り出して調整するイメージです。
    ※Klingは動画生成AIのなかでもコストが低く安定した動きが出やすい特徴があります。
  4. ナレーションについては、
    ほかの音声生成AIは英語では流暢だが、日本語はいまいちというものが多い中、Sora2はCMっぽいイントネーションを再現してくれます。
    念のためElevenLabsのボイスチェンジャーを使ってトーンを調整しています。
    医薬品CMでは、声の印象が安心感に直結するためです。
  5. 最後に、
    生成した映像とナレーションをPremiereに持ち込み、細部を編集して完成
    間の詰め方や音のバランスなど、ここは完全に編集者の感覚ですね。

崩れやすいポイント

医薬品表現ほどAIは扱いが難しい

一方で、AICMならではの難しさもありました。

  • 丁寧な言語化が必須
  • 細かい動きやニュアンスは苦手
  • 「安心感」を狙ってもズレることがある

思い通りの動きを一発で出すのはほぼ無理で、
試行を前提に割り切る必要があります。

ただし、AI特有の動きのほうが結果的に良く見える場面もありました。

(胃の中にある薬を表現する予定がこんなことになったり…笑)

ふじえ

取捨選択することって大事なんですよ・・

胃腸薬CMは「信頼感」の判断が難しい

AI生成CMは、
外注費削減という点では非常に有効な手段です。
制作スピードや表現の幅も年々向上しており、
広告制作の選択肢として現実的なフェーズに入っています。

一方で、医薬品ジャンルでは
**「世間にどう受け取られるか」**という視点が欠かせません。

  • 安心感が伝わっているか
  • 不自然さや違和感が出ていないか
  • 商品として信頼できる印象になっているか

これらは、
AIだけでは判断が難しいポイントでもあります。

実写CMには、

  • 人の感情が自然に乗る
  • 映像としての説得力が高い
  • 意図したニュアンスを正確に表現できる

といった強みがあり、
特に医薬品CMでは大きな武器になります。

AIは優秀な制作ツールですが、「信頼感をきちんと訴求できているか」の最終判断には、実写CMを制作してきた経験と視点が不可欠です。

具体的な活用プロセス

AI生成で胃腸薬CMを作ってみた実感

実際にやってみて感じたのは、
アニメーション表現との相性の良さです。

  • 時間のかかるアニメーション演出がすぐ完成する
  • さまざまなアートスタイルが検討できる
  • 思いつきからすぐ映像化できる

編集スキルはほとんど関係なく、構成が固まっていれば短時間で形になります。

まとめ

今回、胃腸薬の15秒CMをAI生成で制作してみて、外注費削減の選択肢としてAIは十分に現実的だと感じました。

特に、

  • アニメーション表現
  • 初期アイデアの可視化
  • 構成やトーンの検証用Vコン制作

といった工程では、
AIを活用することで制作スピードと検討量を大きく伸ばすことができます。

一方で、医薬品CMのように
信頼感・安心感・世間の受け取り方が重要なジャンルでは、最終アウトプットとしてどこまでAIを使うかは慎重な判断が必要です。

そのため弊社では、目的や状況に応じて、

  • AIを最終アウトプットとして活用するケース
  • AIで方向性や表現を固め、実写で仕上げるケース
  • AIと実写を組み合わせて最適解を探るケース

など、複数の使い方を想定しています。

AIでどこまで担うべきか、
実写に切り替えるべきタイミングはどこか。

その判断を誤らないためにも、AIと実写の両方を理解した視点で整理することが重要です。

AI活用の進め方や表現の選択で迷ったら、ぜひ一度、実写の知見も持つ弊社にご相談ください。

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弊社はお客様の「伝えたい想い」を形にするために、新聞折込から最新のAI技術を駆使し、サポートしております。

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