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今回紹介する絵コンテ制作では、
絵は一切描いていません。
鉛筆も、タブレットも使っていません。
使っているのは、文章とAIだけです。
それでも、
実写CMやWEB広告の企画・共有で問題なく使える絵コンテは完成します。

この記事では、映像制作の現場で実際にやっている
「絵を描かない絵コンテ制作の工程」をプロンプト作成から生成まで含めて紹介します。
今回AIで制作した絵コンテがこちら↓

使用したのは「Seedream」と「Nano Banana Pro」です。
Seedreamで最初の1枚目を生成
↓
Nano Banana Proで修正
といった流れになります。
なぜ絵を描かないのか
それは
絵を描くことが、目的になってしまうから
絵コンテで本当に必要なのは、
- カットの流れ
- 各カットの役割
- 情報の順番
きれいな絵があれば便利ですが、必須ではありません。
むしろ、絵を描こうとすると
「うまく描けない」「時間がかかる」ことで構成作業そのものが止まってしまいます。
STEP①|まず文章だけでシーンを書く
最初にやるのは、絵コンテではなく「構成メモ」を作ることです。
ここでは
・絵
・きれいさ
・レイアウト
は一切考えません。
構成メモの書き方(例)
・朝の食卓、家族で食事
・女の子が食べている
・食べ終わる
・玄関で靴を履く
・母が声をかける
・女の子が家を出る
ポイントは「映像をそのまま文章にする」だけ。
これが、このあとつくる絵コンテの土台になります。
STEP2|構成をカット単位に整理する
次に、構成メモをカット単位に分けます。

ここで初めて「絵コンテ」を意識します!
カット分け例
CUT1:朝の食卓、家族3人
CUT2:女の子のアップ、食事中
CUT3:食べ終わった皿
CUT4:玄関、母と女の子
CUT5:振り返って家を出る女の子
この時点で、何を描くかは完全に決まっています。
STEP3|AIに使う前提で構成を言語化する
AIで絵を作るために、
各カットを 1文で説明できる状態にします。
良い例
朝の家庭の食卓で、父(サラリーマン)・母・中学生(制服姿)の女の子がテーブルを囲んで食事をしている
悪い例
いい感じの朝のシーン
AIは感覚を理解しません。状況・人数・場所は必ず書きます。
STEP4|絵コンテの「絵」用プロンプトを作る
ここからが作画工程です。構成は一切変えません。
絵コンテ用・基本プロンプト
| 日本の実写CM用の絵コンテの画。 [カットの説明文] モノクロ、鉛筆スケッチ風、ラフなタッチ、構図が分かる程度、背景はシンプル。 |
↑これは 毎回ほぼ同じでOKです
実例(CUT1)
| 日本の実写CM用の絵コンテの画。 [朝の家庭の食卓。父(サラリーマン)、母、中学生の女の子(制服)がテーブルを囲んで食事をしている。] モノクロ、鉛筆スケッチ風、ラフなタッチ、構図が分かる程度、背景はシンプル。 |
生成された1枚目の画像がこれ↓


ほぼ思い通りにできていますね!完成形の絵コンテと間違い探ししてみてください笑
STEP5|1カット=1枚で生成する
1カットにつき1枚ずつ生成します。
横構図を前提に作成し、思い通りの構図にならなければ迷わず再生成します。
チェックするのはこの3点だけ
・人数は合っているか
・位置関係は分かるか
・情報が多すぎないか
上手さ・完成度は不要です。
STEP6|ズレたらプロンプトを少し足す
描き直しはしません。指示を足すだけです。
例 女の子を画面中央に
カメラはもっとヨリに
背景にテレビを置いて など
これで十分です。
絵コンテ用AI作画でやらないこと
色は付けず、描き込みも増やしません。
雰囲気づくりよりも、構図が伝わることを優先します。
絵コンテの絵は完成作品ではなく、制作を前に進めるための共有ツールだからです。
まとめ|構成は人、絵はAI
AIは考える道具ではありません。
与えられた情報を形にする道具です。
構成が曖昧なまま使えば、
出てくるのは「それっぽい絵」だけ。
だから構成は人がやる。何を見せ、どう並べるかを決めてからAIを使う。
順番は変えられません。
人が設計する。
↓
AIが描く。
↓
最後に人が判断する。
設計は人、作画はAI。
それが今回の結論です。
AIを使った映像制作にご興味のある方、また実写での映像制作も行っておりますので、ご相談がありましたらお気軽にお問い合わせください。
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弊社はお客様の「伝えたい想い」を形にするために、新聞折込から最新のAI技術を駆使し、サポートしております。
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