【絵コンテ制作を3時間→30分に】絵が描けなくても大丈夫!実写CMでも使えるプロ級絵コンテができた方法

2026.3.9

【絵コンテ制作を3時間→30分に】絵が描けなくても大丈夫!実写CMでも使えるプロ級絵コンテができた方法

今回紹介する絵コンテ制作では、
絵は一切描いていません。

鉛筆も、タブレットも使っていません。

使っているのは、文章とAIだけです。

それでも、
実写CMやWEB広告の企画・共有で問題なく使える絵コンテは完成します。

ふじえ

この記事では、映像制作の現場で実際にやっている
「絵を描かない絵コンテ制作の工程」をプロンプト作成から生成まで含めて紹介します。

今回AIで制作した絵コンテがこちら↓

使用したのは「Seedream」「Nano Banana Pro」です。

Seedreamで最初の1枚目を生成

Nano Banana Proで修正

といった流れになります。

なぜ絵を描かないのか

それは

絵を描くことが、目的になってしまうから

絵コンテで本当に必要なのは、

  • カットの流れ
  • 各カットの役割
  • 情報の順番

きれいな絵があれば便利ですが、必須ではありません

むしろ、絵を描こうとすると
「うまく描けない」「時間がかかる」ことで構成作業そのものが止まってしまいます。

STEP①|まず文章だけでシーンを書く

最初にやるのは、絵コンテではなく「構成メモ」を作ることです。

ここでは 

・絵
・きれいさ
・レイアウト

は一切考えません。

構成メモの書き方(例)

・朝の食卓、家族で食事
・女の子が食べている
・食べ終わる
・玄関で靴を履く
・母が声をかける
・女の子が家を出る

ポイントは「映像をそのまま文章にする」だけ。

これが、このあとつくる絵コンテの土台になります。

STEP2|構成をカット単位に整理する

次に、構成メモをカット単位に分けます

ふじえ

ここで初めて「絵コンテ」を意識します!

カット分け例

CUT1:朝の食卓、家族3人

CUT2:女の子のアップ、食事中

CUT3:食べ終わった皿

CUT4:玄関、母と女の子

CUT5:振り返って家を出る女の子

この時点で、何を描くかは完全に決まっています。

STEP3|AIに使う前提で構成を言語化する

AIで絵を作るために、
各カットを 1文で説明できる状態にします。

良い例

朝の家庭の食卓で、父(サラリーマン)・母・中学生(制服姿)の女の子がテーブルを囲んで食事をしている

悪い例

いい感じの朝のシーン

AIは感覚を理解しません。状況・人数・場所は必ず書きます。

STEP4|絵コンテの「絵」用プロンプトを作る

ここからが作画工程です。構成は一切変えません。

絵コンテ用・基本プロンプト

日本の実写CM用の絵コンテの画。

[カットの説明文]

モノクロ、鉛筆スケッチ風、ラフなタッチ、構図が分かる程度、背景はシンプル。

↑これは 毎回ほぼ同じでOKです

実例(CUT1)

日本の実写CM用の絵コンテの画。

[朝の家庭の食卓。父(サラリーマン)、母、中学生の女の子(制服)がテーブルを囲んで食事をしている。]

モノクロ、鉛筆スケッチ風、ラフなタッチ、構図が分かる程度、背景はシンプル。

生成された1枚目の画像がこれ↓

ふじえ

ほぼ思い通りにできていますね!完成形の絵コンテと間違い探ししてみてください笑

STEP5|1カット=1枚で生成する

1カットにつき1枚ずつ生成します。

横構図を前提に作成し、思い通りの構図にならなければ迷わず再生成します。

チェックするのはこの3点だけ

・人数は合っているか

・位置関係は分かるか

・情報が多すぎないか

上手さ・完成度は不要です。

STEP6|ズレたらプロンプトを少し足す

描き直しはしません。指示を足すだけです。

例 女の子を画面中央に

  カメラはもっとヨリに

  背景にテレビを置いて   など

これで十分です。

絵コンテ用AI作画でやらないこと

色は付けず、描き込みも増やしません。
雰囲気づくりよりも、構図が伝わることを優先します。

絵コンテの絵は完成作品ではなく、制作を前に進めるための共有ツールだからです。

まとめ|構成は人、絵はAI

AIは考える道具ではありません。
与えられた情報を形にする道具です。

構成が曖昧なまま使えば、
出てくるのは「それっぽい絵」だけ。

だから構成は人がやる。何を見せ、どう並べるかを決めてからAIを使う。

順番は変えられません。

人が設計する。

AIが描く。

最後に人が判断する。

設計は人、作画はAI。

それが今回の結論です。

AIを使った映像制作にご興味のある方、また実写での映像制作も行っておりますので、ご相談がありましたらお気軽にお問い合わせください。

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